経営企画室の村山です。
当社の経営方針に絡めて、経営企画室の取り組みを少しご紹介できればと思います。
当社は10月が事業年度の始まりになっており、期初(10月)と折り返し(下期開始)の4月には、全社員参加のキックオフミーティングを半日掛けて行い、社長の経営方針やメッセージ、各部署の前期実績および当期目標や計画などを共有しています。
今期のキックオフミーティングでは、社長からのメッセージにおいて、【大切にしたいこと】として、次の3項目が示されました。
・ディレクタスは日本の社会に、少しでも明るい・楽しい未来に繋がる新しい価値や変革をもたらしたい
・会社の最終目的は売上高、利益ではない。「お客様にディレクタスならではの価値が提供できているか」が大切
・結果的にオンリーワンの存在になり、付加価値の高いサービスを提供することができ、
働く人が尊敬と感謝を受けながら豊かに暮らすことができるようにしたい
経営企画室においても、その経営方針に基づき、全社横断的な視点を持ち、次のステージに向けて、「新しい価値の創造」や「付加価値の高いサービスの提供」に取り組んでいます。
業務改革(Business Process Re-engineering)プロジェクト
具体的な取り組みの一例として、クライアント企業様に対する案件管理や業務対応の課題を解決するための「業務改革(Business Process Re-engineering)プロジェクト(以下、BPRプロジェクト)」があります。
当社は数十社のクライアント企業様(お客様)とお取引をさせていただいており、1社から複数案件のご発注をいただいているケースも多くあります。
BPRプロジェクトでは、業種業態も様々で、課題やニーズの異なるお客様の多岐に亘る案件について、各々の案件管理を徹底するために、管理体制/役割分担や業務フローなどの課題を洗い出し、改善点を検討して、提供価値の向上に取り組んでいます。
上記を実施するため、体制強化や業務改善などの方針や施策を協議し決定する『全体会議(全役員/管理職が参加)』と、個別テーマについての課題整理や対応方法などを検討する『分科会』を週次ペースで開催しています。
戦略立案から制作(メール/WEB)、マーケティングツールの導入や運用の支援など、CRMやOne-to-Oneマーケティングの領域において、お客様のニーズや課題に合わせて、案件毎に複数部署からアサインされた担当メンバーがチームとなって、協力し合いながら業務を行っています。
その中で、「業務改革」を進めるためには、「人材育成」も重要であることは勿論であり、BPRプロジェクトでは、「体制・業務・育成」の観点で、経営の優先課題として、改革への取り組みを進めています。
新規事業領域における戦略案件について
経営企画室の取り組みをもう一つご紹介すると、「新規事業領域における戦略案件」の企画推進があります。
当社の業務領域(ソリューションメニュー)を広げ、提案/提供できる製品やサービスを拡充するために、事業提携やパートナー連携を行っていただける企業との関係作りや連携スキームなどの検討や交渉を行っています。
お客様の課題解決につながるソリューションやサービスを有し、信頼できる提携/パートナー企業との協業体制の構築にも努め、提供可能なサービスや製品の幅を広げています。さらに対応力を高めて、お客様の満足や安心につなげることで、「当社ならではの価値の提供」を拡充していきたいと考えています。
昨今におけるマーケティングテクノロジーの変化は、日進月歩どころではなく、時々刻々と目まぐるしいペースで進んでいます。
当社でも、その動きに遅れを取らないように、例えばWeb3やChatGPTなどについても、具体的なマーケティング施策への活用や新たなサービススキームなどの検討を積極的に進めており、今年5月には「イノベーションラボ」という専門部署も新設して、新たな技術領域の研究や「PoC(概念実証)」などの取り組みを加速させています。
これは【当社のミッション】で、同様にキックオフミーティングで全社員に共有されました。
クライアント企業様だけではなく、その先にいらっしゃる消費者(会員や購入者など)一人一人の皆様のことを考え、全社一丸となって「オンリーワン」の会社を目指していくために、今後も業務改革の旗振り役を務めていきたいと思います。
経営企画室長 村山靖之