イノベーションラボの進藤です。
イノベーションラボは2023年4月に新設されたばかりの新しい組織となります。
「直近の収益を第一優先とせず、近い将来においてディレクタスにとって必要になりそうな技術の先行調査・深耕・検証」をミッションに少数精鋭で活動しております。
今回は生成系AIの代表格「ChatGPT」の活用方法について、お客様とPoCを実施した件について簡単にご紹介させていただきたいと思います。PoCのテーマは「FAQチャットボット」で、自然言語による質問にいかに正確に回答できるかがポイントとなります。
PoCは以下のような手順で実施しました。
1. 仕組みの検討:チャットボットの実現方法を何通りか考え、それぞれについてコストや難易度等の検討/メリット・デメリット/要素技術の検証実験等を行い仕組みを決定しました。
2. FAQデータ準備:既存FAQデータをチャットボットで利用する形式にデータ加工しました。
3. システム構築:サーバーを構築しシステムを開発しました(今回のUIにはLINEを採用しました)。
4. 検証作業:チャットボットに対し関係者がそれぞれ質問を行い回答の精度を検証/ロギングしました。
5. 精度チューニング:検証作業から見えてきた課題をもとに、FAQデータ/システム/プロンプト等の改善を行いました(以下2~5の繰り返し)。
PoCを実施した結果、「精度の高いデータや仕組み/プロンプトを工夫すれば、かなり正確な回答を戻す仕組みをChatGPTを使って構築できる」とわかりました。
今後、いろいろな分野へ普及が進みそうな生成系AI(ChatGPT)ですが、ビジネスとして利用する場合はやはり相応の工夫とノウハウが必要だと感じました。
最後に、
イノベーションラボではメンバーを募集しております。このような活動に興味のある方はぜひご応募ください。
また、ChatGPTの活用や試してみたいアイディアをお持ちの企業担当者様もぜひご相談ください。
何かおもしろいことを一緒にやりましょう!
初めてのChatGPT
イノベーションラボ 室長 進藤