こんにちは。ディレクタスの平山です。

今回は、アメリカ・サンフランシスコで11月6日(月)~9日(木)に開催されました「Dreamforce 2017」の様子をお届けします。
私は普段、Salesforce Marketing Cloudの設定やシナリオ実装の作業を行っており、また運用サポート業務にも従事しております。
今回の「Dreamforce 2017」は、私にとって初参加となる海外のコンベンションであり、様々な期待と不安が入り交じるなか、アメリカ・サンフランシスコに乗り込みました。

Dreamforceは、Salesforce.comが2003年から開催している世界最大のソフトウェアカンファレンスで、今年で15回目を迎えました。 今回、日本からの約600名を含め、17万人以上の参加者がサンフランシスコに集結。サンフランシスコ市内の16会場(コンベンションセンター、ホテル)で、様々な講演・ワークショップ等が行われ、街中がDreamforce一色に染まりました。

<会場の様子> メイン会場のひとつであるMoscone Northでは各種基調講演が行われました。

1日目に開催されたSalesforce.comのマーク・ベニオフ会長兼CEOの基調講演では、「第4次産業革命」を軸とした今後の展望が参加者に示されました。また、同社が重視する「多様性」や「平等」に関する主張も講演内容に盛り込まれていました。

そして、今回の目玉となった「Salesforce.comとGoogleとの戦略的提携」。この日初めて発表された内容で、まさにサプライズでした。

また、Salesforce EinsteinやMarketing Cloudなどといった、製品・プラットフォーム別の基調講演も行われました。

基調講演と並行して、Moscone North以外の各会場では、中小規模のセミナーやワークショップが開催されました。

Marketing Cloudに関するセッションはPalace Hotelをメイン会場として、ユーザー企業やSalesforce.comによるセミナーが開催され、活用事例の紹介や「Einstein Engagement Scoring」などの新機能の説明が行われました。

また、Moscone Southは「CUSTOMER SUCCESS EXPO AND CAMPGROUND」の会場となっており、Salesforce.comや各ベンダー・パートナー企業によるブースが出展されていました。また会場内には日本語ブースが設置されており、英語が不得手な参加者へのフォロー体制が敷かれていました。

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感想

今回発表された内容の中で、注目すべき点はやはり「Salesforce.comとGoogleの戦略的提携」でしょう。
その発表の中で、Marketing Cloud・Sales CloudとGoogle Analytics 360の連携や、Sales CloudとG Suiteの連携などが進められることが明らかとなりました。
Salesforceと Google Analytics 360 の連携については、2018年前半期に追加費用なしで提供を開始する予定となっています。
今後、Google Analytics 360のデータを電子メールやモバイルなどのチャネルで容易に活用出来るようになるとのことですので、多くの企業様が恩恵を受けられるものと思われます。

現地に乗り込んでまず感じたことは、会場全体が多くの人で埋め尽くされ、強い熱気に満ち溢れているということでした。2003年に行われた最初のDreamforceの参加者はわずか1300人程度でしたが、今では17万人。今回感じた熱気は、まさにSalesforce.comとユーザー・パートナー企業が長年育て上げてきた関係性の賜物といえるでしょう。
基調講演を始めとする、各セッションの映像はDreamforceのサイトにて閲覧できますので、発表された内容を知るとともに、熱気の一端を感じてみてはいかがでしょうか。

また、Salesforce Marketing Cloudについてはもちろん、1 to 1マーケティングについて気になる点がございましたらお気軽にお問い合わせください。 お問い合わせはこちら

平山圭志

大学卒業後、自動車リース会社に入社し法人営業・人事業務等を経験。その後、オペレーションディレクターとしてディレクタスに入社し、現在はテクニカルコンサルタントとして活動中。