Eメールマーケティングでお客様とのリレーションシップを強化するには、通常のメルマガとはひと味違ったメール企画が効果を発揮します。今回のコラムでは、ご挨拶系メールの効果についてご紹介します。

暑中お見舞いメール配信結果

ディレクタスでは、今年、7月26日(木)に、通常のメルマガとは趣向を変えた「暑中お見舞いメール」を配信しました。

開封率

件名には通常のメルマガでは掲載していない「お名前の差込」をして配信し、夏のご挨拶である旨をシンプルに表記しました。

この結果、開封率は、直近半年間に配信したメール平均の約1.6倍となり、高い水準となりました。

また、直近半年間、メルマガ未開封のお客様の内、約10%のお客様が「暑中お見舞いメール」を開封してくださいました。メール反応が低下してしまったお客様の活性化にも寄与していることがうかがえる結果となりました。

メールの内容

メールの内容については、弊社サービスやキャンペーンを掲載せず、ハガキでお届けする「暑中お見舞い」がメールで届いたような雰囲気のデザインとしました。

最近、Eメールマーケティングの潮流としてリレーションシップが重要視されています。(この点については、弊社代表 岡本がMarikeZineに記事を寄稿していますので、合わせてご参考になさってください)

通常のメルマガとは少し趣向を変えたメールで、お客様とのリレーションシップを強化して活性化を図ってみてはいかがでしょうか。例えば、今回ご紹介したような「暑中お見舞い」や「年始のご挨拶」「クリスマスカード」など、季節に応じたイベント事を活用するのも1つです。

また、普段、販促要素の強いメールばかりを配信している場合、「お困りのことはありませんか」というサービスサポートに軸を変えたメールを配信してみるのも1つです。

今後の施策として、ご検討してみてはいかがでしょうか。

※当コラムは、2012年8月29日時点の情報を基にしています。

岡本泰治

京都大学卒業後、株式会社リクルートを経て1993年ディレクタスを設立。 航空会社や自動車メーカーなど大手企業のEメールマーケティング戦略を立案・実行し、近年ではマーケティングオートメーション(MA)の導入支援やシナリオ設計、MA導入後のOne-to-Oneクロスチャネル展開設計など、常に最新のソリューションと長年培ってきたノウハウをもとにOne-to-Oneマーケティングを推進。