マーケティングテクノロジーグループUnit2の奈良です。北海道出身です。 マーケティングテクノロジーグループUnit2ではメールの配信やアプリからのプッシュメッセージの配信の設定業務を担当しています。
転職などで実家・出身地を聞かれたりするたびに、北海道出身と答えると必ず言われることがあります。
それは
「実家から米とか野菜とか送ってもらってるんでしょ?」
「北海道は食べ物がおいしいでしょ?」
「物価が安くていいなぁ」
というものです。
実際地方で生活していてもそんなことはありません。
「実家から米とか野菜とか送ってもらってるんでしょ?」
→実家は農家でないため何も送られてきません。
「食べ物おいしいでしょ?」
→漁港や農村でもない都市部の住宅地出身なので、食べ物は全国チェーンのスーパーで買っています。
「物価が安くていいなぁ」
→家賃は安いけれどコンビニや本など全国で物価は共通です。家賃が安くても車が必要なのでそちらにお金がかかります。
実家が農家だったり漁港に住んでいたり、もしくは都市部から離れた土地ならともかく、私のような田舎の住宅地住みだった人間では「都会の人が考える田舎の恩恵」のようなものは何もないので、残念ながら大した会話もできずに終わってしまいます。
しかし、今後はテレワークが広がるにつれ、インターネットがつながっている遠くの土地から働くことが可能になります。 それこそ遠くの農村や、物価の安い海外などで働く人も現れるでしょう。 そうなっていくと、働くために上京することが必要ではなくなり、面接で出身地を聞かれるということもなくなっていくのでしょう。 そうなれば「実家から米とか野菜とか送ってもらってるんでしょ?」という謎の質問もなくなっていくと思います。 それでも「(田舎の方は)食べ物おいしいでしょ?」という質問はいつまでも残り続けていく気もしますが(実際鮮度の良いものは美味しいのは間違いないですし) 。
※注 ディレクタスの面接で出身地、出生地をお伺いすることはございません
ディレクタスで本格的にテレワークが開始されてから2年が経ちました。
世間には「テレワークに理解がなく顔を合わせることが必要」という考え方の人や、「テレワークだと自分を律することができずタスクやスケジュールの管理ができない」という人もいます。 もちろん弊社でも出勤の必要な業務にあたっていて、絶対にテレワークや遠方からの労働ができないメンバーはいて、私もその一人です。
私の場合は社内のセキュリティルームでしかできない作業を担当していることもあり、半年以上出社していないメンバーや、遠方からテレワークしているという話をうらやましい気持ちで聞いています。やはり通勤時間や昼休みが有意義に使えることや、満員電車での通勤が必要ないというのはうらやましいと思います。
それでもこういう格差や偏見をクリアして、様々な分野でテレワークという働き方が選択できるようになっていけば、遠方にいる自社にマッチした人や、通勤時間がないことでその少ない時間を労働にあてるという、今までの出社勤務と違う働き方ができる人は現れると思います。
2年間テレワークをやってみて、テレワークという働き方がもっと世間に広まっていけばいいなと思いました。
奈良美里