結婚、出産を経てリーダー職に
ライフステージに応じて、働き方も変化していった。

学生時代からマスコミ関係に興味があり、大学卒業後は映像制作プロダクションにAD(アシスタントディレクター)として就職しました。激務に追われ別の道を探すなどキャリアに悩んでいた頃、大学の先輩から「ADの経験が生かせるのでは?」とお誘いされたのが、ディレクタスでした。

入社して十年以上が経過し、社歴も長い方になりました。「結婚」「出産」「子育て」といったライフステージの変化を経験していくなかで、そのたびに模索したのが“スタイルに応じた働き方”。

入社してしばらくは終電に駆け込むことも多く、がむしゃらに全部をやり通すような仕事スタイル(苦笑)。大きく変わったのは、長男の育休明けです。時短勤務として復帰したものの、当然今までのどおりの仕事のやり方では通用せず……。限られた時間の有効活用に悩み、試行錯誤しながら今の「自分らしいスタイル」を探しました。

チームづくりに近道はない――…
「効率化」に囚われすぎない、これからのスタイル

次男の育休明けからは、チームリーダーとして新たなポジションを任せてもらうようになりました。実は長男の育休明けに「効率化」を重視しすぎて失敗した経験もあったので、変わらずディレクターとしての業務も抱えるなかで、時間の使い方をより深く考えるようになりました。

特に、“チームをつくるうえで近道はない”と思い、チームビルディングは慎重に考えています。仕事中はPC作業がメイン。なかなか顔を合わせる機会がないため、1日1回くらいはお互いの顔を見合わせる時間をつくりたいと思っていました。
今は私を含めて6人チームとなりますが、まとめてたくさんの時間はとりにくいことや、みんなの時間を効率的に使う自分なりの工夫として、週3日、1回15分程度、メンバーが個々に抱えている案件の進捗状況の他、偏りがちなスキルや情報を共有する場として朝のブリーフィングを実施しています。

リーダーとして最善を尽くすよう努力していますが、それでもやはり、子どもが熱を出して出社できないこともあります。そういった緊急時にも社外で仕事ができるように、会社から自宅用PCを貸与しています。
もちろん、そういった仕組みも最初からあったわけではなく必要に応じてアップデートされていったのですが……。社員の働き方に応じて、環境をどんどん変えていけるのはディレクタスの良さだな、と思いますね。

一日のスケジュール

07:00 起床

目標は6時半。子どもと川の字で寝ているので眠れず…。
寝起きは身体中がちょっと痛いけれど、甘えてくれる今を楽しんでいます。

07:20 子どもに朝食を用意

朝食は毎日決められた3パターンくらいのものをルーチンで。
自分が食べる時はほぼ立ち食い…(笑)

08:30 通勤

唯一の自分の時間。
買った本を読んだり、保育園から届くお手紙などに目を通しています。
今日のスケジュール確認なども電車の中で!

10:00 出社

チームメンバーとブリーフィング。

10:30 社内打ち合わせ

午前中は社内の会議に参加していることが多いです。
その他、メンバーの相談にのったり、サポートをしています。

13:00 外出

クライアント先での打ち合わせ。

15:00 社外作業

打ち合わせ終了後、外出先でメールチェックや資料作成などの作業を行います。
業務が立て込んでいる時は、自宅に持ち帰って子どもを寝かしつけてから仕事することも。

16:00 退社

帰りの電車ではなるべくぼーっとするように意識していますが、ついついニュースを見たり情報を追ってしまうことも…。

17:30 保育園おむかえ

ここから子どもが寝るまでノンストップ。
電車を降りたら自転車置き場までダッシュして、保育園へ2人の息子をおむかえに。
買い物を済ませたら夕食づくり、保育園準備、お風呂……と、一連の家事を一気に行います。
(家電に任せられるところは任せて時短!)

22:00 就寝

最近は長男が大きくなってきたので、軽いお喋りを楽しみながら眠りにつきます。
何気ない会話から成長を実感して、幸せな気持ちに。

“面白い仕事”をつくるのは、わたし。
異業種の人こそ、門を叩いてみてほしい。

ディレクタスの創業以来変わらない方針として持ち続けているのが、“マーケティングを通じて消費者一人一人の暮らしをより心豊かで期待に満ちたものにする”こと。

ディレクターとして、プロジェクトの進行管理はもちろん、コンテンツ企画からHTMLメールの制作、時にはレポートの数値分析や考察まで多岐にわたる仕事を行ってきましたが、根底にあるのはいつも同じで、「これってユーザーは嬉しいかな?」を考え続けること。

そのためには、時にクライアントに厳しいことを伝える必要もあるし、数値分析だけじゃない、ワクワクさせるような、感情に訴える企画を提案することもあります。

デジタル領域は移り変わりの激しい業界でありますが、人が考えていく部分は必ず残ると思っています。新しいことへの挑戦に屈せず、仕事を面白がっていければ非常にたのしい環境になるのではないでしょうか。 今、まったく別の業界にいる人にこそ、是非ディレクタスの門を叩いてみてほしいですね。