カスタマーサクセスグループの工藤です。
普段はMarketing Cloud Engagementというツールの運用支援やBrazeというツールの導入後のオンボーディングをご支援しています。
今日は働く上で「これって大事だなぁ」と感じた事について書きたいと思います。

我が子とお留守番

私には子供がいるのですが、子供が小学校に入る前にこんな会話がありました。
テーマは「お留守番」で、ママがお買い物に行く間に一人でお留守番をできるかどうか?という話でした。

子供が「お留守番の間に知らない人がお家にきたらどうしよう?こわい!」というので、「窓と、玄関に鍵を掛けておこうね。もしピンポンがなっても出なくていいよ」と伝えました。 すると子供が「それでもお家に知らない人が入ってきたらどうしよう!?」と言ったのです。

我が家はマンションで、部屋は普通の人がよじ登ってこられる低層階ではありません。さらに玄関ではピッキングされにくいとされている鍵を使っています。
この状況で住居侵入できるとしたら、海外のびっくりニュースでたまに見かけるような蜘蛛男か、あるいはピッキングスキルが物凄く高い泥棒か、そうでなければ魔法使いや幽霊などの人ならざるモノかしか想像がつきません。
 
私は子供に、「あなたが窓や玄関の鍵を開けなければ、知らない人は入ってこられないから大丈夫だよ」と伝えました。 すると子供は「それでも知らない人が入ってきたらどうすればいいの?!」と泣いたのです。
私は思わず笑ってしまい、そこまで不安になるのであればお留守番はもう少し大きくなるまで、という事で落ち着きました。

まだ幼い子供は、たくましい想像力をフルに発揮し、大人にとっては想定外なあらゆる状況を思い浮かべて不安になっていたのではないかと思います。当時は笑ってしまいましたが、実は仕事をしているとたまにこのエピソードを思い出します。

ディレクタスの業務スタイル

ディレクタスでは、クライアント対応で複数グループのメンバーが1つのチームとなってご支援にあたります。とてもざっくり各グループと業務内容を紹介しますと、

マーケティングテクノロジーグループ デジタルマーケティングツールを導入したり、施策を設計、設定したりします
コミュニケーションデザイングループ メールやサイトなどコンテンツを企画・制作します
イノベーションラボ AIを使った機械学習や予測モデルの作成、BIツールの構築やデータ分析をします
カスタマーサクセス コミュニケーションプランの設計やPDCA支援、営業窓口となります

といった感じで、それぞれ専門分野が異なるメンバーが1つのチームになります。

クライアントからの要望をチームで実現しようとしたとき、私はここで先にご紹介した我が子のエピソードを思い出すのです。

仕事の中での見えない不安と、その闘い方

「クライアントはこうしたと言っているけど、それは本当に行って大丈夫かな?何かとんでもないエラーが起きたらどうしよう…」

こういった不安は、自分の専門外の分野について考えるときに出てきます。
この状態だと、専門グループの方の説明をいくら聞いても次から次へ不安が湧いてきてしまい、何度もご説明をお願いして自分の中で確信を持てるまで掘り下げないと安心できません。(同じチームのみなさんへ しつこく質問して毎度すみません)

不安だ、どうしよう!と我が子のように泣いて済めばよいですが、仕事ですからそうもいきません。
不安になるのは知らないからです。 私はマンションの壁をよじ登ったり、ディンプルキーをピッキングしたりしてまで侵入しようとする人は少ないし、魔法使いや幽霊に至ってはほとんどいない、と知っています。(一応皆無とは言いません)
 
見えない不安をなくすためには知ること。これが私の答えになっています。
説明してもらう機会があれば理解しようとする、自分で勉強もする、ツールであれば資格を取ってみる、わからなければ専門家が社内にいるのだから聞いてみる。 知識が増えれば論理的に考えられるようになりますし、クライアントへの説明も自信をもってできるようになります。

と、何やら偉そうに語ってしまいましたが、チームのみなさんへの謝罪の一文でもお分かりの通り、まだまだあらゆる面で知識不足でして絶賛勉強中の毎日です。
デジタルマーケティングの現場は日進月歩、次から次に新たなツールが出てきて勉強も尽きる事がありません。尽きるどころか追いつかず大変ではありますが、それが刺激的とも言えます。
 
 
現在カスタマーサクセスグループでは、 一緒に働いてくれる人を募集しています。
刺激的な毎日を過ごしたい方、知識を増やすのが好きな方はぜひディレクタスのメンバーになってみませんか?心よりお待ちしております。