入社したのは2008年12月。1歳の長男と年子で生まれたばかりの生後3ヶ月の次男を別々の保育園に預けて始まったディレクタスでの勤務。最初は管理グループのアルバイトとして採用していただき、10:00~16:00とうい時間で勤務していました。

異業種からの転職で、アルバイトという勤務体系もほぼ経験がなかったため、業界の用語やルールを覚えることに必死でした。今、ディレクターの仕事をしている自分を当時の自分は想像すらしていませんでした。

子供が体調を崩せばお休みをいただき、保育園から呼び出しがあれば早退する。まだ働いている社員さんに申し訳ないと思いながら会社を後にしたことが何度あったことか。子供の体調が悪いだけで、私は元気なのに・・

そんなことを思いながら数年が過ぎたころ、子供の都合で出勤できなくても自宅で少しでも仕事ができる環境を整えていただくことができました。今では当たり前になった在宅ワークの走りです(笑)これは本当にありがたく、この環境がなかったら子供を抱えて働くことに限界を感じて働くことを諦めて仕事を辞めていたと思います。

一番下の娘を出産の際は、妊娠中期から入院することになり、突然の長期休暇~産前産後休暇~育児休暇、と1年半ほどお休みさせていただきました。社員ではなくアルバイトが育児休暇まで取得させてもらえ、戻って働く場所を空けて待ってくれた当時の上司には感謝の思いでいっぱいです。

当時のディレクタスでは、子供を持つ女性が少なく育児休暇まで取得して復帰している方は社員でもほとんどいませんでした。私が育児休暇を取得した後、子供を持つ女性社員が入社したり、育児休暇を取得して復帰する女性社員が増えたように思います。ディレクタスの中に“育児休暇から職場復帰する”というひとつの道を作れたような気がして嬉しくなったことを覚えています。

その後、3人の子育てをしながらディレクタスで働き続け、途中で社員にもさせていただきました。忘年会となれば子供3人を連れて参加し、休日には子供を連れて会社の仲間と出かけたこともあります。会社の方々にも可愛がっていただき、未だに成長をずっと見守っていただいているような感覚です。

子育てをしながら働くことは大変です。でも、子育てを理由に働くことを諦めたくなかった私にとって、ディレクタスに入社できたことは本当にラッキーでした。

仕事をしながら子育ても楽しみたい。完璧じゃなくて良いじゃん!時にはテキトーに夕飯を作って、それも面倒ならお惣菜を買って帰ったって良いじゃん!くらいのゆるーい気持ちでまだまだ子育て奮闘中です。

女性だから、母だから、という理由で働くことを諦めずにこれからも自分自身の人生も楽しみながら仕事を続けていきたいと思います。

コミュニケーションデザイングループ
直井 和歌子