こんにちは。ディレクタスの齋藤です。

7月5日に開催しました「Salesforce Connections 2018@シカゴ 報告会」のレポート②として、Movable Ink社の松永 吉央氏、春日 知沙氏にご登壇いただいた『いま米国で大注目の「インテリジェントコンテンツ」とは?』についてご報告します。
セミナーレポート①はこちら

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インテリジェントコンテンツ生成ソリューション Movable Inkとは?

まず始めに松永氏より、「Movable Ink」についてご紹介いただきました。

「Movable Ink」は、Salesforce Marketing CloudなどのBtoC向けマーケティングオートメーションのデータや自社で保有しているCRMデータを活用して、お客様一人一人に最適な情報をリアルタイムにEメール上に表示できる動的コンテンツ表示エンジンです。ディレクタスは日本での販売パートナーになっています。

ここでいう「インテリジェントコンテンツ」とは、テキストや画像、動画など様々な要素を組み合わせ、全てのデータ(顧客データや外部データ)を活用し、リアルタイムに最適化して生成されるコンテンツと言えると思います。Movable Inkはメールを開いた瞬間に、リアルタイムでメールの内容を生成するので、同じメールコンテンツを使用をしても、条件によりコンテンツの表示が下記の例のように変化をします。

例)メール開封時間によるコンテンツ表示の変化

たとえば商品の在庫管理システムと連携したメールでは、ユーザーが朝に開封した時点では「25% off」と表示され(左)、別のユーザーがお昼頃に開いた時は「Only 5 left」(中)、そして夜には「Sold Out」と表示される(右)というように、最新の在庫データに基づいて、リアルタイムでメールコンテンツを生成します。

また、松永氏によるとニューヨークを本社とするMovable Ink社は、 昨年1年間だけで新しいクライアント企業が200社以上増え、従業員も新たに100人増えており、欧米のEメールマーケティング市場で急速に成長して注目を集めているそうです。Salesforce Connections 2018で出展したブースには日本企業の方も数多く来場されたとのこと。

Movable Inkの機能と最新事例

続いて、春日氏よりMovable Inkを使用した最新の事例を、実際のコンテンツとともにご紹介いただきました。

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◎タイムターゲティングで購買意欲を促進

Coffeeshop のプロモーションメールでは、朝はホットコーヒー、昼・夜はフラペチーノと、メイン画像をユーザーが開いた時間帯の雰囲気に合わせてコンテンツを出しわけしています。画像のイメージにより、メールを開いた瞬間の購買意欲を刺激するというわけです。

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◎カウントダウンタイマー機能で収益を大幅にアップ

上の事例ではユーザーが開封した日時による表示の出し分け(あと3日!)と、セール終了まではカウントダウンタイマーを入れることで、日程の限られたセールを上手く訴求しています。(セール終了後に開くと「最新オファーをwebサイトで見てくださいね」となっています)
ある国内アパレルメーカーでは、この機能を取り入れたことで収益アップに成功しました。

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ウェザーターゲティング機能で、天気に紐づいた情報をお届け

こちらの事例では開封時の天候により表示を出しわけています。
あるアパレルメーカーでは、暑い日には通気性の良い商品を表示し、寒い日には暖かさを保つ商品の表示を行っています。また、ある旅行会社では天気予報データを使って旅行先の5日間分の天気をメールに表示し、利用者の利便性を高める工夫をしています。

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デバイスごとのアプリケーション表示でロイヤリティの向上

ユーザーが使用しているデバイスに合わせて表示を出し分けることもできます。iPhoneでメールを開いた人にはiPhoneアプリダウンロードのボタンを表示、AndroidユーザーにはAndroidアプリを訴求、PCでメールを開いたときにはアプリのボタンは表示されません。分かりやすくシンプルな導線を見せることによってアプリダウンロードの促進に繋がっています。
とある金融会社では、アプリダウンロードがサービス利用率の向上に繋がることが明らかだったため、配信する全てのメールにこの機能を取り入れて成果を上げているそうです。

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◎投票機能は、顧客分析にも有効

こちらはユーザー参加型の投票機能「Live Polling」です。ウェンディ―ズではこの機能を使ってバーガーの人気投票を行ったそうです。Live Pollingには3つの活用方法があります。「ユーザー参加型にすることによるエンゲージメントの向上」「リアルタイムの投票結果を見ることによる購買意欲の促進」「投票結果による顧客分析」です。

報告会当日にご紹介いただいたのは上記のような事例でしたが、Movable Inkにはここでご紹介した以外にも色々な機能があります。ディレクタスではクライアントの目的に応じて具体的な活用方法をご提案しています。

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マーケティングオートメーションの普及によってOne-to-Oneメールを手軽に自動配信できるようになり、むしろメールコンテンツの制作に課題を抱える企業様が増えています。Movable Inkのようなソリューションを活用することで、お客様に最適な情報を最適なタイミングでお伝えすることが出来ることから、購入などのアクションだけではなく、エンゲージメントの向上にも寄与するのではないかと思いました。

また、皆さまからの質疑応答やご回答いただいたアンケートからも、実運用に向けての関心の高さを感じました。
ご参加いただきました皆さま、ありがとうございました。

なお、本セミナーでは資料を配布しておりませんので、詳細などはご遠慮なくお問い合わせください。お問い合わせはこちら

齋藤 美紀

齋藤 美紀

フィットネス関連求人誌の広告営業・制作業務を経てディレクタスに入社。 現在は航空会社のメール制作など、Eメールマーケティングの企画制作に従事。