こんにちは。ディレクタスの大日向です。

今回は7月5日に開催しました「Salesforce Connections 2018@シカゴ 報告会」についてレポートします。

第1部と第2部では、6月12日~14日 米シカゴで開催された、Salesforceのマーケティングソリューションにフォーカスしたイベント「Salesforce Connections 2018(CNX18)」の様子と現地でしか聞けない最新事例、第3部ではCNX18でブース出展をしたMovable Ink社より米国の最新事例をご紹介しました。

まずは「セミナーレポート①」として、第1部と第2部の様子をお伝えします。

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IoTの時代にはAIの活用が必須!
特定の領域ではすでに実用化されている

第1部は「One-to-OneマーケティングでのAI活用最前線」と題し、Salesforce社が提供するAIサービス「Einstein」に関して、シカゴで紹介された最新機能と米国事例を、弊社 マーケティングテクノロジーグループ マネージャー 鈴木よりお話ししました。

まずはCNX18の様子を伝えると共に、イベントの主なトピックとして下記を挙げました。
1.人工知能(AI)「Salesforce Einstein」関連の機能と事例の紹介が多数
2.Marketing Cloud 関連として、「Google Analytics 360」との連携や新機能「Interaction Studio」の紹介

鈴木は主に上記「1」について、現地で紹介されたEinstein関連の機能と事例を報告しました。
なお、Einstein関連の詳細は別途、弊社のマーケティングコラムでご紹介予定のため、この場では当日の報告の中から、CNX18にパートナー出展をしていた「PERSADO」というサービスをご紹介します。
「PERSADO」は、メール件名やサイトコピーをAIが自動生成するサービスです。「AI作成件名」「AI作成件名をマーケターが手直し」「マーケター作成件名」の3種類の件名を使ってメール件名の比較テストを実施した結果、圧倒的に「AI作成件名」が効果が高かったとのこと。また、グローバルカンパニーがAIが作成した件名を複数言語に翻訳しテストをした結果も「AI作成件名」が勝利をしたとのことです。

鈴木は最後に、IoTマーケティングの時代にはAIの活用が必須であることを強調し、ディレクタスは「AIソムリエ」としてAI時代のOne-to-Oneマーケティングの支援をしていくことをお伝えして第2部へと繋げました。

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これからのクロスチャネルとは、顧客体験すべてをリアルタイムにシームレスに繋ぐもの

第2部は「米国クロスチャネル活用の最新事情」と題し、Salesforce社を通して見える米国のデジタルマーケティングの実情とクロスチャネル活用の方向性について、弊社 アカウントマネジメントグループ コンサルタント 須賀よりお話ししました。

はじめに、米国では今もメールがデジタルマーケティングのベースと認識されていること、クロス・マルチチャネルでのプッシュコミュニケーションはもはや当たり前になりつつあることが印象的だったと切り出しました。
そして、これからのクロスチャネルはプッシュ・プルを問わず顧客体験すべてをリアルタイムに繋ぐものであり、Salesforce社はサービスをパッケージ化することでそれを実現しようとしていること、キーワードはクロスクラウド×クロスチャネルであると続けました。
また、それを示すものとしてTicketmaster社の事例を取り上げました。彼らは、行動を把握するJourney Analytics(Google Analytics 360連携)、カスタマーライフサイクルにおけるステージをビジュアライズするInteraction Studio、そして第1部で紹介したEinstein Splitなどを組み合わせて先進的なマーケティングに取り組んでいるそうです。

最後に須賀は、次世代のマーケティングの勝負どころについて、
(1)最高の顧客体験を提供する「覚悟」を持つ
(2)すべての顧客体験≒データをリアルタイムにシームレスに繋ぐ
(3)クロスチャネルでパーソナライズされた効果的なコンテンツを効率的に作り続ける
の3点を挙げて第2部を結びました。

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本セミナーでは資料を配布しておりませんので、詳細などはご遠慮なくお問い合わせください。お問い合わせはこちら

<セミナーレポート②>いま米国で大注目の「インテリジェントコンテンツ」とは?

大日向 秀

プログラマーとしてWEB系システム開発会社、自動車グループ会社を渡り歩いたのち、福利厚生コンサルティング会社にて分析業務に従事、その後ディレクタスに入社。現在はオペレーションディレクターとしてMA運用支援業務を担当。