こんにちは。ディレクタスの谷米です。
今回は11月27日に開催された弊社とResponsys社による共催セミナー『「個客」マーケティングで実現する差別化 マガシークの経営戦略 ~【事例紹介】One to Oneコミュニケーションの自動化による売上純増効果~』についてご報告します。

セミナーではマガシーク株式会社 代表取締役井上氏とマーケティング部炭竃氏に登壇いただきました。以下に講演内容のサマリーをお届けいたします。

マガシーク社の現状とマーケティング戦略

マガシーク社は昨年9月に”自分のためのセレクトショップ”というコンセプトを掲げてサイトをリニューアルした。 年末にかけたCM放送により新規顧客の獲得は順調に効果をあげていたものの、リピート顧客の定着率が低下し続けている状況にあり、マーケティング上の課題となっている。
現在のアパレルEC業界では商品価格、商品展開、ポイント付与、送料無料などの要素では大きな差がつかず、コモディティ化が進んでいる状況である。

そこでCRM施策の強化によるサービス面での差別化を目指し、サイトコンセプトを踏襲しつつ、マーケティングにおける課題を改善しライフタイムバリューの拡大による売上増を狙う方針を打ち出している。

Responsysの導入と効果

今年7月にレスポンシス・インタラクト・マーケティング・クラウドを導入し、顧客行動に応じたシナリオメールの自動配信を開始した。

まずはアクセスログを活用した施策実施に向け、最短スケジュールでの稼働を目指しadobeアナリティクスのデータ連携機能であるGenesisを利用。導入決定から実質2ヶ月の立ち上げ期間を経て、カート放棄メールシナリオ、ブラウズ放棄メールシナリオ、初回購入者フォローメールシナリオの自動配信を実施した。カート放棄メールシナリオに関しては対配信CVRが100倍を超えるなど、どのシナリオも軒並み高い数値となっている。

稼働後の実績はもちろん、ツールの導入により、リスト抽出や配信作業の工数が減り、戦略立案や分析にかけるリソースを確保することができるようになった点も評価している。

今後はメール経由の売上を全体の10%とすることを目標に順次施策を追加していく予定である。具体的には各種シナリオの追加やユーザーの嗜好に基づいた商品レコメンドを組み込んだコンテンツの利用を予定している。

一方で、ツールに依存するのではなく、本来の目的であるユーザーにとって必要な情報を最適なタイミングで提供することを常に心がけ、ネットでありながらもおもてなしの精神を感じるコミュニケーションを図っていくことを考えている。

谷米 竜馬

谷米 竜馬

ハワイ大学生物学部を卒業後、京都大学再生医科学研究所にて脳発生の研究により医科学修士号を取得。卒業後は大手ECモール企業にて新規媒体開発やECコンサルタントを経て、現在はCRMに重点を置いたマーケティング戦略の立案に従事。 顧客分析から施策の提案を行い、大手クライアントの売上拡大業務に貢献。