社員ブログ

専門外からマーケ現場へ。現場で実感した“マーケ思考”の育て方

社員ブログ

こんにちは。プランニングコンサルティング部の藤原です。 ありがたいことに、社内・社外で関わってくださる皆様に恵まれ、いつも前向きにお仕事に取り組ませていただいております。

 

さて、本日は私のお仕事について綴らせていただければと思います。 プランニングコンサルティング部のお仕事は割と幅が広く、営業としての窓口、プロジェクトマネージャー、PDCA支援、レポート作成、そしてコンサルティングがあります。

その中でも、弊社が多くコンサルタントさせていただく内容としては1to1コミュニケーションの戦略や設計を考える領域。つまり、企業の皆さんがお客様へ「いつ・誰に・何を・どう伝えるか?」を考えるお手伝いです。

そんな業務を通じて、たくさんのマーケターの方と一緒に仕事をしてきました。

 

ある日ふと湧いてきた素朴な疑問。

「マーケターに必要な学問って、なんだったんだろう?」

学生時代もっと勉強すればよかった・・・・

統計学?大学で単位はとったけどほぼ身についてないな・・

経営学?これはそもそも取ってないな・・

それとも、最近よく聞くデータサイエンス・・・?

 

どれもマーケティングを支える大切な分野であることは間違いありません。 ただ、最終的に必要になってくるのは、「人の気持ちを想像する力」。そう思っています。

私は経済学部出身で、マーケティングの専門教育は受けてきませんでした。最初はその点をかなり気にしまして、「私で大丈夫かな…」と思うことも多々ありましたが、

様々な経験をさせていただくにおいて実感したのは、マーケティングの土台にあるのは、人の気持ちを読み取ること、自分事として考えることだということです。

たとえば、仕事中の脳内の会話でよく出るのはこんな問いかけです。

 

  • 自分だったら、どんな内容なら心躍る?

  • どんな言葉に「ちょっと気になるかも」と反応するかな?

  • このメールタイトル、開く?スルーする?

  • 同じPush通知でも、どのタイミングだったら開いちゃう?

  • どんな流れで情報をお伝えしたほうがお客様にとって親切かな?

 

これらはすべて自分自身を生活者として観察する視点です。

毎日、スマホを手にして、SNSを眺めて、アプリの通知を見て、実店舗やオンラインショップでルンルン買い物をして・・。なにかのファンになって、現地に行ったり遠征したりグッズ買ってみたりして・・(私の場合はプロ野球です◎) その中で「何に心が動いたか?」を振り返ることが、立派なマーケティングのトレーニングになっているのだと思います。

 

昨今、マーケティングはデジタルが主戦場。 SNS、Web広告、メール、アプリ、ECサイト・・・あらゆる接点がデジタル化され、「1人ひとりに最適な情報を届ける」1to1マーケティングが求められます。

そして、その裏側では大量のデータが動いています。 データがあっても、最終的には「人の気持ち」を想像することを行わないと貴重なデータも意味がなくなってしまいます。 「なぜこの商品はクリックされたのか?」 「なぜこの投稿には反応がなかったのか?」 「なぜメッセージとして反応がいいのに購買に結びつかなかったのか?」 その“なぜ?”を深掘るために必要なのは、やっぱり生活者としての感覚や視点です。

 

私はマーケターではありませんが、コンサルタントとして「人の気持ちを起点に考える」ことの大切さを、日々実感しています。 

とはいえ、マーケティングは“気持ちだけ”では成立しません。 分析スキルやフレームワーク、各種ツールの使い方など、専門的な知識も当然必要です。でも、専門知識はあとからでもしっかりキャッチアップすることができると思います。(ディレクタスの場合、なんと社長のマーケティング講義も聞くことができるのです◎)

だからこそ声を大にして言いたいのは、

「最初に必要なのは、“生活者としての自分の感覚に敏感になること”」だということだと思います。

 

これからもっと学びたいこと 

私自身、まだまだ学びたいことがたくさんあります。

たとえば・・・

  • 日々進化するツール(CDPやMAツール、BIツールなど・・)

    日進月歩、あっという間に進化しています。

    (データはやはり大事!活用はもちろん、連携の仕方等についても・・!)

  • 統計やデータ分析の応用力

    「なぜそう言えるのか?」をもっと具体的に、説得力のある説明ができるようになりたいものです。

  • AI活用

    そして今後ますます重要になってくるのは自明ですよね!

マーケティングの世界は日々アップデートされているので、「学び続ける姿勢」もまた、大事だなと思っています。(人生勉強、とよく親に言われたのを改めて感じます)

 

まとめ:専門で学んでいなくても、マーケ思考は育てていける

マーケティングの勉強は学生時代にはほとんど触れてきませんでした。

ただ、日々少しずつマーケティングを勉強し、経験させていただいてわかったのは、 専門的な学問よりも、“人の気持ち”を観察することの方が、ずっと大切だということです。

もし今、「マーケティングって難しそう…」と思っている方がいたら、まずはこう考えてみてください。

 

自分はどうしてそれを選んだのか?

どの言葉に惹かれたのか?

どんな通知は開いて、どんな広告はスルーしたのか?

その小さな問いこそが、マーケティングの第一歩。

そしてそれは、マーケターじゃなくても、誰にでもできることなんだと思います。

その感覚を大切に、日々前向きに学びを進めながら、今後もクライアント様へ全力で尽力させていただきたいと思います。

 

ありがとうございました。