社員ブログ

勉強ができるということ、仕事ができるということ

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こんにちは。
マーケティングテクノロジーグループ所属の岩田です。

「会社の雰囲気が分かる」「入社後のイメージが付いた」など、社員ブログが新しく入社された方の参考になっていると伺いました。
日頃よりご愛読くださいまして誠にありがとうございます。

再び私に出番が回ってきましたので、今回は「仕事ができるようになるための考え方」について書いてみようかと思います。

前回の記事でゲーム会社時代にQA(品質管理)を担当していたことについて取り上げましたが、実はゲーム会社に勤めるまでは学習塾で小中学生に算数・数学・理科を10年ほど教えていました。
学習塾に来るのだから勉強ができる生徒ばかり…かというと、実はそうでもありません。 ほとんどの生徒はごく普通の学力です。そんな彼らに勉強が得意になってもらうため、授業構成や使用する問題など、毎回の授業でとことんこだわり抜きました。

勉強が得意ではない子が結果を出すためには、どうしたらいいのか

「どうすれば勉強ができるようになるのか?」と、誰もが学生時代には悩んだ経験を持つのではないでしょうか。それに対しては様々な回答が考えられますが、一つに絞るのであれば「心構えを変える」というのがあります。

勉強が得意ではない生徒の多くは、テスト範囲を丸暗記する行為を「勉強」だと捉えて苦手に感じていました。 直前に知識を詰め込む…というのは「テスト前の勉強法あるある」かもしれません。

定期テストであれば直近2~3ヶ月の知識を測るためその方法で乗り切れる人もそこそこいるのですが、最終目標である高校入試は3年間の集大成なのでそうも行きません。
そもそもは学んでいる科目を理解することが、勉強の目的です。短期間で忘れてしまう丸暗記は、勉強の目的から外れてしまうことになります。 できるだけ早い段階で、意識を切り替えるのが勉強そのものが得意になるコツと言えるでしょう。

「前回のテストではいい点取れたんだから、入試だって余裕っしょ!」と勘違いをしてほしくないので、担当をしていた中学一年生の時点から入試問題(もちろん、中1の知識で解けるレベルの問題です)を扱い、「到達すべきゴールがどの程度のレベルなのか」「問題を解くにあたり、どういう考え方が必要なのか」「入試と定期テストはどこが違うのか」を早いうちに意識させていました。

定期テストが近づいたら、学年が上がったら、受験シーズンになったら気持ちを切り替えて…というのではなく、早めに勉強への心構えを変えることこそが、究極の入試対策である。私はそう考えています。

仕事の場で、心構えを変えるには?

心構えを変える方法は、仕事の場でも生かすことができます。

去年、弊社で忘年会を実施しました。数年ぶりのリアル開催です。 私は幹事だったため景品の手配や会場設定を担当しており、その際に

  • どんな景品なら参加者は喜んでくれるか

  • この位置にごみ置き場を作る理由は何か

  • どういう説明をすれば参加者がゲームのルールを把握できるか

といったことを考えながら動いていました。

これは仕事でも、同じように生かすことができます。

  • どういう施策を行えばお客様に喜んでいただけるか

  • この処理を実装する理由は何か

  • どういう説明をすればクライアント様に理解いただけるか

普段の考え方一挙手一投足が、実は仕事にも繋がっている。 それを意識できることが、仕事ができるということなのだと思います。