社員ブログ
こんにちは。クリエイティブソリューション部所属の豊田です。 主にディレクターとして、制作の進行管理をしています。
ディレクタスに入社して3年目を迎え、リモートワークと子育ての両立に日々奮闘していますが、上司や同僚の温かいサポートのおかげで、仕事と家庭のバランスを保つことができています。
入社して特に驚いたのは、子育てをしながら第一線で活躍している女性社員が多いこと。 限りある時間の中で効率的に業務を進める工夫や、子育てに関するアドバイスをいただくたびに、その姿勢に刺激を受け、私自身のキャリアの目標にもなっています。
さて、今回は「従業員代表」についてお話ししたいと思います。 私はこれまで、学生時代を含めて「〇〇代表」といった役割をなるべく避けて生きてきました。しかし、ひょんなことから今期の1年間、「従業員代表」を務めることになりました。
正直なところ、最初に話を聞いたときは「なんだか大変そうだな……」という印象しかありませんでした。前年度の従業員代表を務めた方に話を聞いたところ、「年間で5時間もかからないよ」とのことだったので、「意外と負担は少ないのかな?」と考えていました。しかし、実際にやってみると、従業員代表という役割には思った以上に重要な意義があることを実感する出来事がありました。
「従業員代表(じゅうぎょういんだいひょう)」とは、企業や事業所において、従業員の意見を代弁し、労使間の調整を行う役割を担う人のことを指します。労働基準法や労働組合法などの法律に基づき、以下のような役割を果たします。
【従業員代表の役割】
●労使協定を締結する際に、企業と交渉する
●就業規則の作成・変更の際に、企業と交渉する
●36協定の協議に参加する
つまり、従業員代表は単なる「名ばかりの代表」ではなく、従業員の労働条件に直結する重要な決定に関わる役割なのです。
従業員代表を務める中で、ある出来事がありました。それは、朝会で「資格手当の規則が変更される」という通達があったときのことです。
変更内容の詳細はお伝えできませんが、この発表を受けて、社内では様々な意見が飛び交いました。「なぜ突然変更するのか?」「新ルールの開始時期が急ではないか?」といった不安の声が多く上がったのです。
そこで私は、従業員代表として、従業員の意見を整理し、要望書を作成して会社に提出しました。せめて「変更の開始時期を後ろ倒ししてもらえないか」という要望を明確に伝えた結果、会社側も従業員の声を受け止め、変更時期の調整に応じてくれました。
この出来事を通じて、「従業員代表」としての責任の重さ、そしてその役割の意義を改めて実感しました。会社の方針に対して意見を述べ、それが実際に反映されるという経験は、非常に貴重なものだったと思います。
従業員代表の仕事は、必ずしも頻繁に何かを決めたり交渉したりするものではありません。しかし、いざというときに従業員の意見をまとめ、会社と対話をすることが求められます。
今回の経験を通じて、従業員の声を会社に届けることの大切さを実感しました。決して「会社と戦う」というわけではなく、より良い労働環境をつくるための架け橋のような存在なのだと感じています。
このように、私たちの職場では、従業員が意見を発信し、より良い環境づくりに積極的に関われる仕組みがあります。働くだけでなく、自分たちの職場をさらに魅力的なものにしていくことにも目を向けてみませんか?
会社と従業員が共に成長できるこの環境で、一緒に働ける日を楽しみにしています!