皆さん、こんにちは!ディレクタスの須賀です。
今回は、6月12日~14日に米シカゴで開催され、閉幕したばかりのSalesforce Connections 2018@シカゴの速報をお届けします。
より詳しい内容は7月5日(木)開催予定の「Salesforce Connections 2018@シカゴ 報告会」でお話ししますので、ぜひご参加ください!
※参加申込はこちらからどうぞ
Salesforce Connectionsとは?
このイベントはSalesforceのマーケティングソリューションにフォーカスしたイベントで、Salesforceの新しい機能やサービス、Salesforceのユーザー(Trailblazerと呼ばれます)の経験や事例が公開されます。
要旨を簡単に言うと「データに基づいてパーソナライズされた体験を提供し、カスタマーエクスペリエンスを向上させ、顧客との強いつながり(Connections)を作りましょう。そのためにSalesforceの先進的ソリューションがお役に立ちますよ!」というものです。
開催地のシカゴはアメリカで3番目に大きな都市です。
(日本の感覚からすると「本当に3番目?」と思うくらい人通りは多くなかったです。密度の関係でしょうか。)
日本からはクライアント、パートナー合わせて約100人が参加(ディレクタスからは4人)、全体では約10,000人が参加する一大イベントでした。
※日本から参加された皆さん、お疲れ様でした&ありがとうございました!
Google360連携の事例多数
3日間を通して行われたさまざまなセッションを通じて、まず感じたことは「Googleとの連携が多く取り上げられている」ということでした。
昨年11月のDreamforce(参加レポートはこちらをどうぞ)で大々的にリリースされたGoogleとの戦略的提携が実践的なレベルまでかなり進んでいることがうかがえました。
そしてGoogle360からのデータを加えた大量のデータをSalesforce DMPに集約し、Marketing Cloudなどにつないでパーソナライズしていきましょう、という流れでした。
APIでのデータ連携を容易に! Integration Cloud
昨年のGoogleとの戦略的提携ほどのインパクトではありませんでしたが、新しいCloudの発表がありました。その1つが「Integration Cloud」です。発表された内容によると、提携先だったMuleSoftの「APIをたたくだけでデータ連携が容易に可能になる機能」のことのようです。従来データ連携にはバッチ処理自動化など開発が必要で情シスから敬遠されるケースを見聞きしてきましたが、これにより情シスからのサポートは最小限に抑えてデータ連携設定ができるようになるかもしれませんね。
アプリPushは「当たり前」の世界へ
Marketing Cloud周辺のトピックとしては、クロスチャネルが挙げられます。メールはもちろん、アプリPushとSMSを活用しているという事例をいくつか見てきました。
SMSは日本とはお国事情が異なるので参考程度ではありますが、アプリPushはアメリカではもはや「当たり前」のレベルになっていました。日本でもモバイルアプリ自体の広がりを含めアプリ活用がかなり進展していますが、まだの企業はどんどん置いて行かれる「待ったなし」の状況だと思って間違いなさそうです。
また、今回は展示もセッションも製品軸だけでなく、産業(金融や小売りなど)を軸とした構成が見られたのも特徴的でした。やはりリアルタイムでのパーソナライズが求められる時代に断絶したシステムをつなぎ合わせるのでは非効率的であり、産業ごとに最適化/パッケージ化された仕組みを持たないと顧客体験が相対的に低下していきますよというSalesforceからの強いメッセージが感じられました。
Movable Inkのブースも盛況でした
今回のイベントには、弊社がリセールパートナーをしているMovable Inkがブースを出していました。メールでリアルタイムにパーソナライズされた顧客体験を生み出すためのクオリティと効率を両立させるMovable Inkはアメリカでも注目されているようで、多くの方が立ち寄り大盛況でした。
日本からも多くの方にブースにお立ち寄りいただき、また13日(水)には朝早くからMovable Ink Breakfastセッションにご参加いただき、ありがとうございました!
7月5日の報告会でもMovable Inkの最新事例をご紹介予定です。もちろん、個別でもご案内に伺いますので、ご興味のある方はぜひご連絡ください。
※報告会への参加申込はこちらからどうぞ
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セッションの連続でなかなかハードな3日間でしたが、最終日の夜にはミシガン湖上から息を呑むようなシカゴの夜景を眺めることもでき、開催地シカゴの魅力を味わうこともできました。カメラマン(須賀)撮影センスなし&コンデジなのでこの程度なのがとても悔しいのですが、ホンモノは本当に素晴らしかったです!