事業開発グループの金子です。前回の社員ブログではディレクタスが販売代理契約をしたSundaySkyの概要についてご紹介しました。今回はSundaySkyの日本展開の責任者であるカントリーマネージャーの島村逸平氏に、SundaySkyの魅力や日本市場への期待についてオンラインインタビューでお話しをお伺いいたしました。


SundaySky Shimamura

金子:まずSundaySkyの特徴についてあらためてご紹介いただけますでしょうか?

島村逸平氏(以下、島村):SundaySkyは、企業とお客様とのコミュニケーションを円滑にわかりやすく楽しくしようというコンセプトをベースとし、あらゆる業界・業態・組織で使える「動画を使ったコミュニケーション」を支えるソリューションを提供しています。

これまでは金融業界や通信業界で利用されることが多かったのですが、最近では、企業とお客様とのコミュニケーションを促進する動画だけではなく、例えば、大学が受験を検討している学生や合格した学生とのコミュニケーションに使ったり、卒業生とのコミュニケーションに使ったりと、幅広い組織で幅広い使い方がされています。

金子:SundaySkyはイスラエル発のテックカンパニーとのことですが、他のテックカンパニーにはない社風や文化などはありますか?

島村:外資系企業というと営業成績がよくないとすぐにクビになるというイメージがあると思うのですが、売上についてはもちろん重視するものの、利用いただく企業にちゃんと価値を提案・提供できているかという点を最重視しているため、殺伐とした雰囲気はまったくないです。ですので「自分だけよければいい」「他の人を蹴落とす」という人が全然いません。「安心して働ける」「みんなすごく人がいい」ということをいつも感じます。

また、CEOから開発、営業、サポートまで全員が一貫して、顧客に価値を提供することを重視し、自分たちのやっていることが正しく価値があることなんだというマインドでみんなが動いているということを日々感じています。

金子:SundaySkyの特徴を活かした事例があれば教えてください

島村:先ほどあらゆる組織、業態で利用され始めているとお話ししましたが、最近では、企業との社員とのコミュニケーションにも使われ始めています。

例えば、新入社員向けに上司やチームの紹介、チームで利用しているツール、わからなかったことがあった時に誰に質問したらよいかなどを、その新入社員にパーソナライズして動画で説明しています。

リモートでの働き方が一般的になってきた中でどうやって企業と社員の結束を強めてられるかという視点で、メールやSlackだけではなく、そこに動画を加えることで人間的な感情を含めることができます。

また事例ではないのですが、SundaySkyは動画の作成・編集のツールの使い勝手が大幅に良くなってきていて、これまではプロジェクトのスタートから動画の配信開始まで数か月かかっていたものを、大幅に短縮して数週間でできるようになってきています。スピード感でいうと数倍上がった感じがします。海外ではこのツールをフル活用し、動画の編集を外部に任せるやり方ではなく、自社内のスタッフで動画の編集・配信までできるようになってきています。

金子:今後の日本マーケットにはどのようなことを期待していますか?

島村:DXという言葉をよく聞きますが、すべてのDXの到着点にSundaySkyがあるのではないかと思っています。印鑑をデジタル化されたものにしたりという業務のデジタル化は進んできていると思うのですが、最後のお客様とのコミュニケーションは、まだまだDXが進められていないポイントだと感じます。

例えば、お客様が困っていること等に対して、メールや書面で読んでくださいとポンっと送られるだけで、複雑でわかりにくいままですよね。もしくは営業担当者が対面で会って説明したりとか。

そこにSundaySkyを使うとそのお客様にとって大事なポイントを動画で丁寧に説明してくれるということができるので、日本でも今後その分野でも広がるのではないかと思っています。ウェブサイトやメールなどの書面ももちろん大事ですし、担当者による丁寧な対応の重要性も変わりはないのですが、書面を読もうというやる気を起こさせたり、基本的なサービスの理解を促進したり、直接会えない間のコミュニケーションを補完したりということがダイナミック動画によって可能になります。

また視点は変わりますが、SundaySkyを利用いただきたやすい価格体系もそろってきたので、まずは小さく試してみるということもできるようになりました。その点で、日本の企業でも試しに使っていただくということがやりやすくなってきています。

金子:その中でディレクタスにはどのようなことを期待していますか?

島村:海外の企業ですとクリエイターやMAのオペレーターが社内にいることが多いのですが、日本は外部の専門家に任せる企業が多いです。そういった中で、コミュニケーションデザインやコンテンツ制作などを専門にやってきているディレクタスがクライアント企業を先導していただけるという点にかなり期待しています。


島村さんお忙しいところありがとうございました。ディレクタスではCDPやマーケティングオートメーション(MA)とSundaySkyを連携させ1to1で動画を生成・配信することをお手伝いいたします。コミュニケーションシナリオの中での動画の活用などもご提案いたします。またさまざまな事例をご紹介できますので、ご興味があればディレクタスまで遠慮なくお問い合わせください!

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金子